2013年7月27日土曜日

“青の都”サマルカンドに到着!



弁論大会の審査員の先生の中にタシケントに車で戻る方がいたので同乗させていただくことに(^o^)v

出発は夜中の3時とのことだったので気合いで起きました!
でも、車内では爆睡でタシケントに到着するまで3時間半、数回目覚めただけでしたが

地下鉄(800スム)の駅で降ろしてもらったので、観光することなくバスターミナルのあるアルマザール駅へ!

地下鉄の駅に降りる階段では荷物チェックがあり、ホームに向かう改札前ではパスポートのチェックが!

やたらと厳重な地下鉄。
写真撮影もNGとのことでしたが



駅の構内や


地下鉄をiPhoneでこっそりとぱちり。

地下鉄は写真のとおり、年季が入った車両でした。

アルマザール駅に到着し、数分歩くと


バスターミナルが!

早速、


切符(16000スム)を購入して乗り場へ。
サマルカンドまでお世話になったのは



このバス。
エアコンはガンガンでとっても過ごしやすい3時間半だったので、こちらも爆睡。

バスターミナルに着いたのでマルシュルートカに乗り換えて15分程すると


シヨブ・バザールに到着。

少し歩くと、テレビや本で見たことのある景色が
中央アジアのハイライトである青の都サマルカンドに来たことを実感です!

今日からの宿である“BAHADIR”に向かっていると、10日程前までドゥシャンベで一緒だったトルクメ同盟のひろきくんとばったり。
同じ宿だったようで、宿の場所を教えてもらいました!

暑くてたまらなかったのでシャワーを浴びるなどしていざ観光へ!


まずは雑誌やテレビでお馴染みのレギスタン広場!

でも、8月下旬に2年に一度行われる音楽祭(シャルク・タロナラル)のためにステージなどが…。
開催は1ヶ月先なのに…。

がっかりすぎます!

左からウルグベク・メドレセ、

ティラカリ・メドレセ、

シェルドル・メドレセ

と並んでいます。

このシェルドル・メドレセのアーチには…

このように“小鹿を追うライオン”が描かれています。

イスラムは偶像崇拝を禁止しているので、人や動物が描かれることはなく、とても貴重なもの。
支配者が自分の力を誇示しようとしたためらしいです。

貴重なものだからかはわかりませんが、
この絵は…

このように200スムの絵になっています!

こんな建物のあるサマルカンドは“青の都”と呼ばれています。
それは…




このように青くて美しい建物がいっぱいあるから!
この町はシルクロードの中心として発展し続けていたようです。

レギスタン広場から数分歩いたところには…

噴水があり、涼みがてらの休憩にとってもいいです!

でも、日蔭はあまりないですが…。

そして、その先にはルハバット廟や

アミール・ティムール廟

があります。
徒歩圏内に見どころが満載のサマルカンド。

せっかくなので、さらに1.5キロ先にある


このロシア正教会や


このカトリック教会にも足を延ばしてみました。

テレビなどで見ていてとても来たかったサマルカンドなので暑さにも負けず、宿を通りこして…


中央アジア最大のモスクであるビビハニム・モスクへ!

ここは夜になると…

こんな感じでライトアップされます。

レギスタン広場もライトアップされるとのことで楽しみに行くと…

しょぼかった。。。

しょんぼりしていても仕方がないので…

地元の人たちに大人気のお店でソフトクリームをいただきました。
サマルカンドは夜になるとたくさんの人たちが涼みがてら外に出て遊んでいます。
そのついでにソフトクリームを食べるのかな?

2013年7月26日金曜日

日本語弁論大会

いよいよ今日は弁論大会。
午前中から会場の“YOUTH CENTER”で準備とスピーチのチェックです。

スピーチをする生徒たちの最終チェックをしていると成長具合いがハンパなく、かなり練習していることが伝わってきました。

僕は“アンディジャンポルカ”の練習を全くしていなかったのに…。

開会予定時間の1時前になると…

緊張しまくりの張り詰めた空気が伝わってきました。

そして…

タシケントの大学で日本語を教えている方や、JICAの方などの審査員の方が揃い弁論大会が開会しました。

スピーチは英語・日本語があり、それぞれの学習が1回未満と1年以上に分かれての4部構成でした。

参加者は…

小学校低学年から

大学生までとても幅が広かったです。

テーマは『小さな町リシタン』『おいしい料理』『私の先生たち』から『戦争』『死』までこちらも幅広い内容の発表でした。

また、歌やダンスなどのアトラクション

では、日本語を学習して二ヶ月の子が参加しているなど、意欲の高さも感じることができました。

スピーチでは先生への感謝の気持ちや、学習が楽しくて仕方がないという気持ちを含んでいる生徒も多く、子どもたちにとって素敵な環境であることを実感しました。

“NORIKO学級”や“YOUTH CENTER”で学ぶ生徒の中には日本に留学するという夢を、日本の大学等からの奨学金を得て叶えている生徒(学習意欲が高く、結果も残している生徒)も多数いるとのことでした。

だからこそ、教師や教科書不足といった問題が解決されることを願っています。

興味・感心を持たれた方はNORIKO学級のHPを…。

最後に今回の集合写真です!

2013年7月25日木曜日

日本語チェックマシーン

“NORIKO学級”及び“YOUTH CENTER”お手伝い二日目の今日は、明日の弁論大会の準備のために一日“YOUTH CENTER”で過ごすことに。

“NORIKO学級”では…

ひらがなの書き取りテストが行われてました。

“YOUTH CENTER”に着き、僕がすることになったのは生徒たちのスピーチ内容のチェック。
生徒のスピーチを聞きながら、発音や“で・に・の・が・を”といった助詞の間違いをひとつひとつ直していきました。

みんな真剣で、何度も何度もチェックのために僕や他の先生のところを訪れていました。
そのヤル気と上達の早さに僕はただただ驚くばかり。

午後からは会場の掃除をしてセッティング。

こんな感じの会場です。

弁論大会はスピーチだけでなく、歌やダンスのアトラクションもあるとのことで、スピーチと合わせてそちらも練習。

勢いで、僕はアンディジャンポルカを踊ることになりました。
一緒にひとつのことをするということは楽しいです!

ま た、“YOUTH CENTER”のスタッフの方からは、教材が少なく自分のものを使うことが多かったり、教材を誰かが持って帰ってしまいさらに減ってしまうという教材不足 の現状や、冬はかなり寒くなるので長期のボランティアも冬が訪れる前に帰ってしまい、春になるとせっかく習ったことを忘れてしまいがちになるという人材の 現状などを教えていただきました。

興味をもたれた方はRishtan Japan CenterのHPをチェックしてください。

急に話が変わりますが、生徒に…

5000スム札を見せてもらいました。
この5000スム札は今年発行された新しいお金なのですが、あまり流通していないのかウズベク人でも見たことがない・人に見せてもらったことはあるけど手にしたことはないという人が大半のようです。

2013年7月24日水曜日

ありがとうタジキスタン、ウズベキスタンよろしくね

チャイハナで寝させていただいていた僕をお店の方が起こしてくれたのは5時過ぎ。
眠いですが早起きは三文の得と信じ、眠い目をこすりながら起き上がりました。

僕がお世話になったのは…

こちらのチャイハナの…

こちらです。

僕が起きるまでに朝の掃除を終えていました。
スゴすぎる。。。

お店の方にお礼を言い、いざ国境へ!
バスターミナルにいたタクシーに声を掛けると50ソムニとふっかけてきたので歩きながら目指すことにしました。

この朝日を眺めながらの移動です。
まだまだ5時半頃。
ゆっくり行っても大丈夫!

10分程歩くと車が通りかかったので交渉。
10ソムニとのことなので乗り込むと干した果物などをすすめてくれたのでいただくことに。
素敵な朝ごはんです。

10分程でボーダーに到着。
6時頃なので途中から乗ってきた人とのふたりだけ。
イミグレに向かうゲートが閉まっていたので少し待ち…

いざイミグレへ!

タジク側はあっさりいき…

パソコンの中のファイルまで調べられたという人や、お金を全部数えさせられたという人などがいる悪名高きウズベク側へ。

税関申告書を二枚書き、中に入り申告書を係の人に渡すと別の人に椅子に座るよう言われる。
何が始まるのかとドキドキしているとどこに行くのかという質問。
コーカンドを経由してリシタンに行くことを伝えると「俺の家はリシタンだ。町で会えるといいな。」と握手。
荷物のチェックも何もなく、流れているテレビ番組のチャンネルを換えながらそれぞれの説明をしてくれる。
申告書の人の手続きが終わると部屋からすぐに出て行くように言われる。
朝が早かったから二度寝をするのかな??

道を歩いて行き、ゲートの前でパスポートのチェック。
ここで入国スタンプを押してもらうのですが、ロシアビザで何か確認すべきことがあったのかやたらと電話で話している。

かなり不安になりながら10分程待たされるも、無事にスタンプを押してもらい入国。

朝が早いので乗り合いタクシーもなく、歩きながらヒッチを試みることに。
15分程歩くと後ろから車が来たので止まってもらうと、イミグレでの仕事を終えた人。
コーカンドまで乗せてくれることに決定!

その兄ちゃんは「日本人を乗せている」と4人の友だちに電話し、全て途中で僕が代わることに。
「ミニャ ザヴゥートゥ ヒロ。 ヤー イズ イポーニィー。」と何度もしてきたおきまりの自己紹介をし、あとはロシア語もウズベク語もできないと伝えることの繰り返し。
年齢や結婚をしていないこともロシア語で伝えたような。。。

電話がすむとお互いに話すこともないので僕は爆睡。
一時間程でコーカンドのバザールに到着。
兄ちゃんはリシタン行きのマルシュルートカの場所も教えてくれました!
感謝感謝。

マルシュルートカを乗るにもお金(スム)を持っていないので…

“店の奥で”この人に両替してもらいました。
ウズベキスタンは闇両替がある国なんです。
ちなみにレートは1ドル2770スムでしたので、公定レートより600スム程いいことになります。

ウズベキスタンにやってきた人の多くがしてしまう…

大金持ち気分の記念写真も撮っちゃいました!

お金を得たので…

朝からケバブ!
美味い!

マルシュルートカに乗り込むと…

左の少年からの“これがほしいあれがほしい攻撃”にあう。
タジクのポストカードが余っていたので、僕の名前を書いてプレゼント。
100均で買ったサッカーのユニフォーム形ロックがこちらの方は興味を示し、いろんな人にねだられてます。

リシタンに着くとドゥシャンベでの“ニーハオ攻撃”はなく、“こんにちは攻撃”です。
町を歩いているといろんな人から「こんにちは」「こんにちは。おげんきですか?」と声を掛けられます。

それは…

このJAPAN CENTERこと“YOUTH CENTER”や、

この…

“NORIKO学級”があるからです。

これらふたつの建物では子どもたちが無料で日本語教育を受けることができるんです!

僕がリシタンに来たのは“NORIKO学級”に興味を持ったからです。
JAPAN CENTERの所長であるガニシェルさんに連絡をしていたので早速“NORIKO学級”へ!

子どもたちは明後日にある【大会】の練習に“YOUTH CENTER”に行っており無人だったので、

入口と

教室内の写真を撮ってしまいました!

そして教室には必ず貼っていた…

時間割!

3月までいた神戸YMCA高等学院は、大学のように生徒ひとりひとりが自分で時間割を組むので、それぞれの時間割は異なるので教室に時間割を掲示していなかったので懐かしいです!

そんな“NORIKO学級”は…




こんな素敵なアリシェール・ナジロフの陶芸工房に併設されています。
リシタンは陶芸で有名な町なんです!

写真を撮っていると子どもたちが帰ってきて授業の再開です。

今日は通常授業とは異なり明後日の【大会】に向けてダンスの練習。

“アンパンマン音頭”と“あいうえおのうた”を踊っており、僕は気になったところをコメントする係に。

でも…

両方初めて見る踊りなのでコメントできることは少なく、不完全燃焼。

宿泊先であるガニシェルさんのおうちでお昼ごはんを食べた後は午後の授業。

午後は“YOUTH CENTER”で【大会】の練習。
その【大会】とは【弁論大会】でした。

僕は生徒たちのスピーチを聞いての指導。
午前中よりかんなりやりやすい!

日本語を学習して数ヶ月の生徒もかなり流暢に話していました。

リハーサルでは、練習ではかんなりできていた子が緊張のあまりダメダメになったり、まだスピーチ内容を暗記できていない子が大会に参加するか否かを厳しく問われるなど張り詰めた空気が漂っていました。

3分の2程しか覚えていなくて途中で終わらせた子は…

その後放心状態に。

でも、頑張り屋さんの彼女は何度も僕のところにやってきました。

“NORIKO学級”の子たちは慣れない“YOUTH CENTER”にか緊張しまくりで可愛らしかったです。

帰り道は…

みんなでのんびりと話しながら。
ほのぼのしていていいですね。