2013年9月30日月曜日

キプロス共和国と北キプロス・トルコ共和国

今日は首都ニコシア(レフコシア)への移動日。
昨日は日曜日で開いていなかった郵便局に寄って、その隣にあるツーリストインフォでバス停の場所と出発時間を聞くと9時45分発があるとのこと。

25分後の出発!
なんとツイていることでしょうか。

バスがやってきたので運転手さんからチケット(2ユーロ)を買い、乗り込むと定刻に発車。
うとうとしていると11時10分に到着!

今日の目的はグリーンラインを通過してキプロス共和国から北キプロス・トルコ共和国へ移動すること。
国がふたつに分けられているのはトルコとギリシアの代理戦争であるキプロス紛争の影響です。
(勉強不足で詳細を語る自信がないのでWikipediaにリンクを貼ってます。)

まずはツーリストインフォでどこから通過できるのかを確認。
するとメイン通りの先にあるとのことでした。
ちなみに“ボーダー”という言葉ではなく“チェックポイント”という言葉を使ってました。

場所がわかったのでまずは観光。

少し歩くと…

教会があったので入ると…


イコンが素敵なギリシア正教の教会でした。
ギリシア系住民が住んでいるエリアなので当たり前と言えば当たり前ですが…。

古い街並みの残る場所をてくてく歩いていると…

目的地である聖ヨハネ教会に到着。

内部は…

17~18世紀のイコンに


1733年から描かれ始めたという壮大なフレスコ画。
うっとりとしてしまいました。

グリーンラインに向かって歩いていると…


壁に落書きが…。

そして…
監視塔!

少し緊張感が高ぶってきた僕ですが…

どこがチェックポイントかを尋ねるとこのすぐ先とのこと。

近付いてみると…

確かにその通り。
出国(?)の際にはスタンプなしで誰にも何も言われずに通過。

振り返ると…

北キプロスからの入国(?)は左の茶色いところでスタンプが押されるようです。

思っていたよりもあっけない出国(?)でした。

そして10メートル程で…
 
入国(?)です。
別紙にスタンプを押してもらう方法があったのですが…

せっかくなのでパスポートに押してもらいました。
これでギリシアには入国できません。。。

ちなみに僕のパスポートには…

アゼルバイジャンに入ることができなくなるナゴルノカバラフ共和国のビザや…


イラク・レバノン・リビア・サウジアラビア・スーダン・シリア・イエメン・ソマリアに入ることができなくなるイスラエルスタンプも…。

今回は行くことがないので、せっかくなので押してもらってるんです。。。

レフコシアからはミニバス(8リラ)でファマグスタ(ガジマウサ)へ移動。
北キプロスではトルコリラを使ってるんです! 
(ちなみに南キプロスではユーロ)

北キプロスは世界でトルコしか承認していない国。
完全にトルコに寄りかかっているというのは、ナゴルノカバラフと一緒です。

ファマグスタ(ガジマウサ)は「古い街並みが残っている」とグルジアのクタイシで出会ったたつやくんおすすめの場所。

わくわくしながら過ごしていると1時間半程で…

到着!

この写真のように北キプロスでは…

北キプロス・トルコ共和国と、

トルコ共和国の2つの国旗が掲げられているところがほとんどです。

ちなみに…

キプロス共和国ではこの国旗と…

ギリシア共和国の2つの国旗が掲げられているところがほとんどでした。

それぞれの国との繋がりが強いことを実感。。。

ツーリストインフォを訪れると宿(30リラ)を紹介してくれたのでギルネではなく、ここで泊まることに。

郵便局がもうちょっとで閉まるとのことなので、急いでポストカードを買って…

かわいらしい建物の郵便局へ。

各国から1枚づつポストカードを送ることを決めている僕にとって、滞在時間の少ない国では郵便局の開いている時間はとっても重要なんです。

急いで近況を書き、投函すると…

古い街並み探索の時間の始まりです。

でも、荷物を持ったまま歩くのはしんどいので…

ひとまず宿へ!

まずは…

聖ジョージ(聖ゲオルギウス)教会へ。

そして…


ノートルダム大聖堂にとっても似ている聖ニコラス大聖堂!

後ろ(?)裏側(?)もそっくりです!

この大聖堂はオスマン帝国に支配された際、ラーラ・ムスファ・パジャ・モスクという名のモスクに変えられたとのことで…


内部はモスクでした!

でも、もともとは教会だったので…



ステンドグラスの跡はとっても綺麗!

教会からモスクと言えばイスタンブールのアヤソフィアもそうだったなぁとふと思い出す。

今日は以前に行ったところをよく思い出す日です。。。

先ほどとは別の聖ジョージ(聖ゲオルギウス)教会


に行ったり…

ネストリウス派の教会に行ったり…


アルメニア教会に行ったり…。

古い街並みもですが、これ以外にも多くの教会跡などあり見応え十分。
ホントに来てよかったと思いました!

5 件のコメント:

  1. 私もポストカード送ってほしかったw

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  2. ゆきちゃん

    残念!
    もうトルコです。。。

    返信削除
  3. キプロスから北キプロスってこんなにあっさり行けるんですね!
    ぜひ行ってみようと思います♪

    返信削除
    返信
    1. こっけーさん
      めっちゃ楽ちんよ。
      ぜひファマグスタ(ガジマウサ)に行ってくださーい!

      削除
  4. 『世界辺境案内(仮)』制作ご協力のお願い:株式会社風来堂2015年5月22日 23:06

    ブログ管理人さま

    初めまして。
    突然のコメントで失礼いたします。
    私、本を制作しております株式会社風来堂の青柳と申します。
    ブログを拝見し、コメントを送らせていただきました。

    現在、世界の辺境を取りあげた書籍『世界辺境案内(仮)』を制作しております。
    その中で、北キプロス・トルコ共和国を紹介するにあたり、管理人さまにご協力頂きたいと考えております。

    依頼内容は、
    ・北キプロス・トルコ共和国に行った際の体験に関する原稿の執筆
    ・北キプロス・トルコ共和国に関するお手持ちの写真のご提供
    です。

    原稿の〆切は、理想的には5月末です。または、6月1週目の前半でお願いしたいと考えております。
    写真をお借りした場合、ご要望に応じてクレジットの記載をいたしますので、ご指示ください。

    ご協力頂けましたら、薄謝ではありますが、謝礼をお支払いいたします。
    また発刊後、1冊献本させていただきます。

    以下に、企画書内容を添付いたしますので、ご確認ください。

    ぜひご協力賜りたく、ご検討のほど宜しくお願い申し上げます。


    ■企画書■

    【タイトル案】
    洋泉社MOOK
    『世界辺境案内(仮)』

    【仕様】B5版/144p(カラー128p・モノクロ16p)/カバー・帯なし
    【予価】本体価格1600円
    【刊行時期】2015年7月上旬

    【企画趣旨】
    実際には立ち入ることが不可能または困難な国内外の辺境の地をピックアップし、写真や地図などのビジュアルを用いて紹介します。非現実的な旅に出た気分が味わえる書籍です。

    【構成案】
    1章 立ち入り禁止エリア(軍事施設や実験施設など)
    2章 秘境(過酷な自然環境の場所や地図に載っていない場所など)
    3章 廃墟(ゴーストタウンや民間施設など)
    4章 未承認国家(海上要塞を占拠した独立国家など)
    その他、著名人の対談・インタビュー、テーマにまつわるコラムなどを掲載予定です。

    ★★★住所が変わりました!★★★
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    『世界辺境案内(仮)』編集受託
    株式会社 風来堂(担当:青柳・今田)
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