2013年9月24日火曜日

パレスチナ自治区ベツレヘムとヘブロン

今日はパレスチナへ行く日。

でも、まずは火・土の10時から12時にしか開いていない…

マグダラのマリア教会へ!

中に入ってみると…

ロシア正教の教会にしては落ち着いてました。

11時にベツレヘム行きのバスターミナルで待ち合わせをしていたので、別の教会を少し見ててくてくターミナルへ。

みんなが揃ったので21番のバス(7.3シュケル)に乗り込み、いざベツレヘムへ!

1時間弱でベツレヘムに到着。
まずは、タクシーをチャーター(ひとり20シュケル)し、分離壁へ。

分離壁は…

とても高く、描かれている絵や文字には…







平和と独立を願う声が…。

何とも言えない気持ちになりました。

そして、次に向かったのは…

イエスが生まれたとされる生誕教会。

分離壁に思いを表現していた人たちと同様に、イエスも別れ争うとこを願っていなかったはず。

イエスの生誕場所とされるところはツアー客がとっても並んでいたので後回しにし、ヘブロンに行くことに。

バス(5シュケル)に乗り、1時間程で到着。
 人やお店が多く、びっくりするほど都会でした!

ユダヤ教・キリスト教・イスラムの祖であるアブラハムやその家族であるイサク・ヤコブの墓があると信じられているアブラハム(イブラヒム)モスク(マクペラの洞穴)に行こうと歩いていると…

イスラエル兵がパレスチナ人に催涙弾を放ったところで…

目や鼻を覆いながら逃げている人がたくさん。。。

もちろん、僕も涙が出てきたので目と鼻を覆いながら歩きました。

少し歩くと…

奥(この写真の左上)に銃を構えたイスラエル兵を発見。

逃げるように進んでいくとだんだん人が少なくなり、旧市街の中に入ると…

ゴーストタウンのように全ての店が閉まっていました。
さらに歩く人もほとんどいない。。。


さらに進むと数軒だけひっそりと営業しているお店が。。。
でも、すぐに閉めれるようにしているようです。

進んでいくと「モスクは開いていないよ」とお兄さんが教えてくれ、近くの家を案内してくれました。

その家とは…


イスラエル兵が襲った家でした。

この部屋では生後8ヶ月の女の子が銃で殺されたとのこと。

外には水を入れておくドラム缶がありましたが…


底のほうに銃痕が…。
これはイスラエル兵のいやがらせとのこと。

この家の裏はユダヤ人が移り住んできているので…

網が…。

ユダヤ人からのいやがらせを軽減させるためです。

この網は…


商店街にも…。

網には…

無数のゴミがひっかかっていました。
大きな椅子も…。

上の階に入植してきたユダヤ人が投げつけたようです。

バスターミナルに戻って歩いていると…

遠くに人だかりが。

近付いてみると…

パレスチナ人が叫びながら石が瓶を…

イスラエル兵に投げつけていました。

この衝突が原因で催涙弾が放たれていたようです。
様子を見ていると、ゴム弾が頭の上を通り過ぎたりとかなりの緊張感。

奥には…


武装したイスラエル兵がたくさんいて、威嚇射撃を繰り返していました。

もちろん…


その様子を収める報道関係者も。

少し様子を見た後、生誕教会に戻ることに。

戻るとツアー客はもうおらず、

すんなりとイエスの生誕場所とされるところに入れました。

イエスの生誕場所とされるところは…

星の印が。。。

エルサレムに戻ると…

ライトアップされた嘆きの壁を見て宿へ。

いろんなことを考えさせられ、何ともいえない気持ちになった一日でした。
とっても疲れた。。。

2 件のコメント:

  1. 催涙弾、威嚇射撃・・・・・・
    日本では考えられない状況ですね。

    これらの写真を撮っていて、止められたり怒られたりはしないものですか?
    報道関係者もいるくらいですけど、旅人が巻き込まれないか心配です。

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  2. こっけーセンセ

    日本ではホント考えられない状況です。
    兵士が武器を持っていない民間人に向けてですから。。。

    パレスチナ人にカメラを向けると「撮るな」と怒られます。
    が、イスラエル兵については問題ありません。

    これらの小競り合いは緊張感がそこまでなく日常の一コマです。
    日常の一コマになっていることがかなりの問題とは思うのですが…。

    お互いに距離を保っての小競り合いなので旅人が巻き込まれるということはなさそうです。

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